センターの紹介

センター長挨拶

 2018年5月1日に、東京大学医学部附属病院臨床研究推進センターの教授・センター長に就任いたしました。東大病院はわが国の医学・医療を牽引する研究病院として、日本発の革新的医薬品・医療機器等の開発などに必要となる質の高い臨床研究の推進に貢献し、数多くの優れた成果を世に送り出してまいりました。2016年3月には厚生労働省により医療法に基づく臨床研究中核病院に認定され、本邦における臨床研究の中核病院としての機能を発揮しています。  臨床研究推進センターは、医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師等の各種専門家が、「医薬品医療機器等法」、「臨床研究法」、「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」等に則って、臨床研究が高い倫理性と科学的妥当性を確保し円滑に実施されるように、申請および実施を支援する組織です。院内で実施する臨床研究の支援だけでなく、東大病院が主体となって実施する多施設共同研究なども支援する組織として拡充してきました。  臨床研究を推進し、新しい医療技術を創出することは大学病院の使命です。また、臨床研究により科学的根拠(エビデンス)に基づく最適な医療を確立することも、人々の健康福祉と医学の発展に貢献する重要な位置付けにあります。これからも東大病院にとどまらず、わが国の臨床研究の推進と発展のために、微力ながら貢献していきたいと考えております。今後ともよろしくお願い申し上げます。 臨床研究推進センター 教授・センター長 森豊 隆志