臨床研究中核病院

東大病院では、介入を伴う臨床研究の実施体制を、病院長を頂点とした「一元管理体制」として整備しました。一元管理体制では、病院長が治験以外のすべての介入を伴う臨床研究を把握するとともに、必要に応じて研究を中止する権限を持ちます。臨床研究推進センターは、本体制推進のために診療科および研究者と連携するとともに、病院長の権限の一部を代行します。

一元管理体制の一環として、介入を伴う臨床研究の進捗等を病院長が迅速に把握できるようにするために、各診療科に臨床研究指導員を配置しました。臨床研究指導員は、臨床研究推進センターと連携して、各診療科における臨床研究が適正に実施されるよう監督し、その実施体制の透明性を高めることによって、研究参加者の安全性や研究の信頼性の確保に努めています。

また、医師主導治験、先進医療、あるいはガイドライン改訂を目指す臨床研究などについては、臨床研究推進センターが支援を行い、必要に応じて直接進捗管理を行っています。その他の臨床研究においても、必要に応じてモニタリングやデータ管理の方法などについて助言を行っています。また研究の品質を確保するために、研究者が臨床研究推進センターの経験豊富な専門スタッフにいつでも相談できる体制になっています。 （利用規定をご参照ください。）